1962年に堀内医科工業株式会社を設立し、慈恵医大で骨接合器具が開発された際に、手術器具メーカーの立場で協力していました。当時の骨接合器具はアクリル製で、器具を体内に装着する先進的なやり方は学会の批判などがあり、国内での事業は断念せさざるをえなく、その間に海外では接合器具の市場は成長を続け、悔しい思いでみているしかありませんでした。80年代にはいってから、外資系医療品製造メーカーの日本工場で骨接合金具の製造に携わったものの、独自の製品開発は許されず、「もっと日本人に合った製品ができるはず」ということで、97年に定年退職を機に株式会社ホリックスを設立念願の国産製品を普及しながら、大腿骨以外の接合金具を手掛けるべく日夜、「信頼される最高の品質」を追求しています。
今後ますます高齢化社会となり、また年々増加している骨腫瘍などの病気に対し、人工関節の需要は増え続けていくと思われます。また、数十年前に手術で体内に埋込まれた器具の老朽化も出てくると考えられます。医療現場で活躍されている先生とともに患者さまのQOL(Quality Of Life)を高めるため、日々努力を続けていきます。
一人でも多くの患者さまに喜びと生きがいを、それが私の夢です。

代表取締役 堀内喜久二